どこまでいくの?日本のトイレ

初めて来日した海外の方がまず驚くのが、日本のトイレだそうです。使用中に音は流れるし、暖かいお湯でお尻を洗ってくれ、更には乾かすための温風も出て、脱臭機能までついている!そんなトイレに接して、海外セレブがおみやげに買って帰るケースもあるとか(規格が海外でも合うのかが気になるところですが…)。
そんな至れり尽くせりの日本のトイレに、このたび『スマホで操作可能なトイレが登場!』とのニュースです。

ふむふむ…確かに、洗浄パターンなどは家族一人一人違うでしょうからねぇ。
ただ、このニュースを見てまず感じたのは、「それって、本当に便利なの?」ということ。
第一、私はトイレにまでスマホを持ち込む習慣はありません。ポケットに入れて歩く習慣もないので、携帯不携帯で慌てることもありますが、それはまた別の問題。
私の周りで、「携帯水没率が高い」というのも、トイレにスマホを持ち込みたくない理由の一つに挙げられます。
また、トイレで音楽を聞く習慣もありません。ついでに言うなら、本や新聞を読む習慣も無し。トイレにはあくまでもトイレの目的でしか入りませんから(外出先では、衣類を整えるために使用することもありますが)、音楽が聞けるとかいう機能も必要ありません。
そうなると、この商品が魅力的に見えるのは、かなりのスマホヘビーユーザーということになるのでしょうか…。何となくですが、先日「世界滅亡の日にありがちなこと」というので、降り注ぐ隕石を皆がスマホで撮影しているというパロディ画像をネットで目にしたのを思い出してしまいました。

かように「トイレにスマホ」を否定する一方で、「今更ウォシュレットのないトイレには戻れないわぁ…」と思ってしまう自分がいます。一度その便利さに慣れてしまうと、「無いと、ちょっと困る」となってしまうのでしょう。
それにしても、です。どうせならトイレで健康チェックができ、そのデータを無線LANでスマホと同期可能(この機能を持ちPCと同期できるトイレは既に存在します)、更に現在の普及型程度まで価格も抑えた、といった段階までこないと我が家で導入を検討する材料にはならないかな、というのが実感です。
ただ、これから新築される方、トイレのリフォームを検討される方にとっては、他所にはない新機能としての需要はあるのでしょうね。

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