北海道ガーデン紀行・前編

※ オールアバウトで掲載終了した記事を再編集しました。内容は公開時のものとなります。

北海道というと、皆さんどんなイメージをお持ちでしょう?雄大、厳寒、ジャガイモ畑、札幌雪まつり、富良野のラベンダー畑、美瑛の花のじゅうたん……。最近ではサミットが開催されたことで、洞爺湖も注目の的に。それと存続の危機から起死回生を果たした、旭山動物園も有名になりましたよね。
そんな北海道ですが、春が遅く、冬はいち早くやってくるという北の大地でのガーデニングとはいかなるものなのか、興味津々ででかけました!

北海道は、やっぱり広いぞ!

滝野すずらん丘陵公園

今回のツアーは、私の所属する日本ハンギングバスケット協会(以下JHBS)の全国マスター会に伴って企画されたものです。そこで、まずはマスター会会場となった、「滝野すずらん丘陵公園」へ。ツアーでは富良野や美瑛には立ち寄れませんでしたが、ここでもたくさんのラベンダーに出会うことができました。

マスター会の内容はここでは割愛させていただきますが、パネリストには紫竹ガーデンの紫竹昭葉さん、上野ファームの上野砂由紀さん、鳥取のオズ・ガーデンから遠藤佳代子さん、そしてコテージガーデンの梅木あゆみさんと、そうそうたる顔ぶれで中身の濃いトークショーが繰り広げられたということだけお伝えしておきます。
さて、あいにくの雨ではありましたが、ここで公園の様子を画像でご紹介しましょう。

カントリーガーデン内『花人の隠れ家』周辺の庭

まだパンジーやビオラの花が

戦時中、ここには食糧確保のために段々畑が作られたとか。でも畑には悪条件で、やがて離農。荒地となったところにキャンプ場ができ、そこから緑地整備が始まったとのこと。今では荒れ地だったことが信じられないほど整備されています。

北海道では梅と桜が一緒に咲き始め、春の花と夏の花が共存するということで、この時期でもまだパンジーやビオラが生き生きとしていました。
北海道といえば白樺が有名ですが、耐寒性のあるコニファーもこの地にはピッタリの樹木です。
耐寒性のあるコニファーは、北海道によく似合う



雨も本降りとなって、この日はカントリーガーデン内をショートカットで巡ってお終いとなりましたが、サイクリングや釣り、パークゴルフなども楽しめ、オートキャンプ場も併設する広い国営公園、夏休みもきっと大賑わいとなることでしょう。


月形町・コテージガーデン

グッズなどを取り扱う店舗

ツアー二日目は月形町のガーデンショップ「コテージガーデン」へ。こちらのオーナーはJHBS北海道支部支部長で、北海道のオープンガーデン情報を掲載した「OPENGARDEN of HOKKAIDO」を発行しているブレインズのメンバーでもあります。また、NPO法人「ガーデンアイランド北海道」の理事も務めるなど多方面で活躍中のマスターです。



ハンギングバスケットや寄せ植えが飾られた店先

コテージガーデンのハウス内には多種多様なギボウシが並んでいました。

 

北海道の寒さにも耐えられる宿根草などが並ぶ店内では、本州、特に南の方では珍しい植物も多いと見え、さっそく苗を買い求める人の姿も。

モデルガーデンとして公開している庭

たくさんの樹木が緑のグラデーションを作るお庭は、二階から撮影させていただきました。

店内ディスプレイも参考にしたい

食べごろのメロンはジューシー!


冒頭写真のコンテナやグッズを取り扱う方の店舗では、程よく熟れた月形メロンの試食もさせていただき、この後メロンの宅配注文が殺到していました(笑)。




レタスのハンギングも

姉妹店であるバラとクレマチスの専門店「グロワーズ」に立ち寄り、午前の部は終了。午後は、個人邸のお庭を訪ねます。その様子は後編で!

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