やまがた花咲かフェア~新庄編

※ オールアバウトで掲載終了した記事を再編集しました。内容は公開時のものとなります。

第19回全国都市緑化やまがたフェア、愛称「やまがた花咲かフェア'02」に行ってきました! 全国都市緑化フェアは、一年ごとに全国の都道府県をまわって開催される花と緑のビッグイベントです。
今年はそれが東北圏内で開催ということで、山形一人旅を決行!ガイドの目で見た、会場の様子をお伝えします。おまけページもあるので、最後までご覧下さいね!

~ガイド一人旅・新庄編~

7月1日(月)曇り時々小雨
AM11:45 新幹線と、電車を乗り継ぎ新庄へ。一旦宿泊するホテルに立ちより、荷物を預けてから会場にダッシュ!
なぜダッシュかいうと、この日の正午から「ハンギングバスケットコンテスト」の授賞式があるという情報が入ったから。

新庄会場は駅に隣接しているので、式の行われる「あじさいステージ」には予定時間前に無事到着。
コンテストには九州地方からも作品が寄せられたとのこと、審査もかなり難航したそうです。
授賞式に先立ち、新庄市市長の挨拶と、日本ハンギングバスケット協会の武内氏による審査のポイントと講評がありました。
審査はマスターの部(日本ハンギングバスケット協会認定資格者)と、一般の部で行われ、それぞれ最優秀賞・優秀賞・優良賞受賞者が表彰を受けました。
情報をくれた友人も受賞者の一人だったのですが、都合が悪く欠席とのこと、残念~。

↓画像はマスター(右)と、一般(左)の最優秀賞受賞作品です。

今回コンテストに参加した作品は、駅から会場に向かう木製アーケードに7月14日まで展示されました。

授賞式終了後、さあ会場内を探索!…の前に腹ごしらえです。エントランスで受け取ったガイドブックを開き、飲食コーナーに直行!
お蕎麦、ウドン、ホットドックや各種ドリンクなどが販売されているところです。
すぐ隣りに直径30mもの巨大テントがあるので、雨が降っても安心してゆっくり食事ができますね。

ここで食いしん坊の私の目を惹いたのは、さくらんぼソフト!
でも、ここは無難に天ぷらそばをチョイスして、ソフトはおやつタイムに食べようっと。
お腹も満たしたので、いよいよ会場内の探索。デジタルカメラのバッテリーは満タン、メディアも64+64+16MB合計144MBで二日間撮りまくります♪

ガイドブックによると、会場は「エントランス・花緑体験館周辺」・「グリリンハウス・暮らしの庭周辺」・「花咲か広場・里山の散歩道周辺」と大きく3ゾーンに分けられるようです。
今いるのは「里山の散歩道周辺」。ここには、政令指定都市全12市による創作花壇のほか、山大農学部と県立農業大学校の学生による庭園の展示があります。

右の画像は「若人の庭」から…ツタンカーメンのマメも
また、小学生によるコンテナ花壇や県内中学生からデザインを募り、選出された原画を元に作られた花壇など、新しい時代の担い手達のパワーが感じられる作品がたくさんありました。

ご自由にお入り下さいとの看板が…
写真を撮りながら歩き回るうちに、川沿いに出てきました。ガイドブックで確認すると、いつの間にか会場の一番奥手となる「暮らしの庭周辺」エリアに入っていたようです。

まずは、「きらめきの庭」と題された18のミニ庭園。
限られたスペースながら、それぞれ個性あふれる作品が並んでいます。


次に、ガーデナーとして最も気になる「暮らしの庭」のブース。

ここはプロによる庭づくりの技術・提案を見ることができる、企業・花緑関係者の出展ブースです。
新庄会場では16の出展があり、それぞれに庭のテーマ、コンセプト、参考価格などが書かれたプレートが立っています。

 

ここの庭は中に足を踏み入れることができるので、ただ眺めるだけでなく、ぜひ奥まで入ってガーデニングのアイディアを学んでいきたいイチオシ・スポットです。

「暮らしの庭」を眺めながらも、さっきから目の上の方にチラチラと気になる物体が映ります。
物体はどうやら「牛」のようですが…?何か張り付いていますね。何でしょう?
近くに寄って見ると、張り付いているのは「紙オムツ」?!何故にココにこのようなものが?!

恐る恐る近くにいたスタッフの方に尋ねると、これはれっきとした「アートの小道」の出展作品だそうです。
で、紙オムツは?というと、紙オムツに高分子吸水ポリマーが入っているのはCMなどでご存知ですよね?
このポリマーに砂糖水を含ませているらしく、日光によりこの部分が変色し、やがては牛のブチ模様を形作るのだそうです。
私が行ったのは新庄会場が開かれて2日目で、お日様も出ていないためにまだ黒くなっていなかったというわけ・・・あ~、ビックリした!

牛たちに見送られながら歩を進めると、どこからか涼しげな音色が…。川辺の風にゆられて優しい音色をたてていたのは、ウィンド・ベルでした。生活科学習で訪れたのでしょうか、小学生の集団が次々にウィンド・ベルに触れて、音を楽しんでいきます。

 

このエリアには他に、「やさしさの庭」・「雪国の庭」・「癒しの庭」などがあり、どれもゆったりと散策しながら庭の造り、植物の姿、石と水の取り入れ方などじっくりと楽しんでいただきたい庭です。また、「花と緑の相談所」も常設されていました。

最後に、下の画像左奥の建物「花緑体験館」へ。ここは屋内ブースです。花がら摘みのスタッフも、ちょっと一息?


コチラでは、七夕伝説を題材にした「フローラルイリュージョン」、大型スクリーンで見る「緑の地球号やまがた行き」の上映、「植物ふしぎ探検隊」、「植物チャンピオン体験」などがあり、「花・緑の個別作品展」と「フラワーセミナー」の会場にもなっています。

マスコット「グリリン」
のトピアリー

さて、一日目にしてメディア64+α使ってしまいました。エコノミーで撮影して画像枚数198枚…。
記事でご紹介した画像は、ほんの一握りです。

この「やまがた花咲かフェア'02」新庄会場では、あじさいステージでの催事を見て楽しんだり、週末ガーデナー教室、ハンギングバスケット教室、コンテナガーデニング教室、夏休み子供自然体験クラブなど体験して楽しむ企画もありました。

このような全国各地で催される各種花イベント、機会がありましたら、ぜひ実際に目で見て、歩いて、体感していただきたいと思いました。
きっと、これからのガーデニングに活かせるアイディアが見つかるはずですよ!


★『やまがた花咲かフェア'02』スナップ★


駅前で出迎えてくれる花車

 
モダンかつ大胆


様々な花で彩る毛氈花壇

 
石段に沿う草花が鮮やか


すり鉢池にミニミニアヒル

 
本物の靴に植え込んで



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