(パ)クリから生まれた桃太郎?

香川県をうどん県に、広島県の「おしい広島」に続き、岡山市が「桃太郎市」に!のニュースに、すわ、またも住民無視の蛮行か?!と思ったら、非常によく練られたPR作戦でしたね。ちょっとビックリさせられました…っていうことは、私もまんまと作戦に乗せられたということでして、このニュースから岡山市のHPがどれだけアクセスを伸ばしたのか、結果が気になるところです。

それにしても、香川と広島に承諾を得たうえでの思い切ったこの作戦、堂々としたパクリっぷりには、むしろ清々しい気さえしてきます。
今回の岡山市に限らず、人々を惹きつけるネーミングとかキャッチフレーズにはどこも頭を悩ませていることでしょう。そのためにコピーライターといった職種があるくらいですものね。
このような広く知られている名前を変えるというのは、ものすごく引きのあるニュースだとは思います。ただ、一過性で終わってしまったのでは、改名のための広報、看板などの作り変え、その他諸々にかかる経費だけが嵩んで、結局あれは何だったのか…ということになりかねません。

今回はパロディを使ったPRということで、まずは「掴みはOK!」といった感じでしょうか。岡山市の高谷市長は、今回のツノを生やしての動画出演のほか、「悪質商法被害防止キャンペーン」のテレビCMにも登場(HPで見られます)したり、「しげちゃんメール」というメルマガを発信したりと、なかなか頑張ってるんじゃない?という印象を受けました。今後どのように発展していくのか…岡山市民もしばらくは静観の構え?

さて、今日は2月1日で間もなく節分、豆で追い払われるのは「とりついた鬼」だけだといいですね、市長。そして今年の4月1日には、一体どんなニュースが世間を騒がせることやら…。

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