時が止まったままの場所

10月29日、花壇植え替え準備のため、陸前高田に向かいました。
震災後、「花と緑による復興支援」のため、これまで何度も足を運んだ地です。
でも、ここにはまだ一度も訪れていませんでした。ちょうど人待ちのため時間が空いたので、立ち寄ってみることに…。

それは、かつての陸前高田市役所です。
いまはそこに献花台が置かれていて、何度かテレビ映像では目にしたことがありましたが…。そこは未だに時が止まったままでした。


屋内には瓦礫とともに折り重なった乗用車も残ったままで、献花台にカメラを向ける気にはなれませんでした。
「捜索終了」の張り紙に、胸が痛みます。

周囲の建物には作業用のシートが掛けられていて、ここも間もなく解体されるのだとか。 新しい街並みができたら、忘れられてしまうのでしょうか。
忘れたい光景かもしれません、でも、同時に忘れてはいけない光景でもあります。

様々な想いがないまぜになった心が、花や緑でほんのわずかでも癒されることを願って、今年も11月3日にフラワーロードにビオラの花と球根を植えます。

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