※ オールアバウトで掲載終了した記事を再編集しました。内容は公開時のものとなります。
国際バラとガーデニングショウ概要
「国際バラとガーデニングショウ(International Roses & Gardening Show)」とは、世界のバラと美しいガーデニングを紹介するイベントで、昨年は25万人を超える来場者を迎えた、国内最大規模の華麗なる祭典です。
第9回目を迎える今年は「L' art de vivre(アートな暮し)」をテーマに、2007年5月16日(水)~20日(日)の5日間、埼玉県所沢市のグッドウィルドームにて開催され、およそ100万輪ものバラが会場を彩ります。今回はそのショウの様子を、画像と共にご紹介します。
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公式ガイドブック |
フランスのバラ
テーマ「L' art de vivre」を見ておわかりのとおり、今年はフランスにスポットを当てたショウとなっています。
ガーデニングというと、どうしてもイギリスを思い浮かべてしまいますが、フランスもかのベルサイユ宮殿に見られるように、古くからガーデニングが盛んな地です。また優れたナーサリーから、数々の名花も誕生しています。
スイート・ローズアベニュー
画像のスイート・ローズアベニューの脇には、フランスのナーサリー「メイアン」、「ギヨー」、「ゴジャール」、「デルバール」を紹介するコーナーがあり、フランスのバラの魅力を伝えるべく、各ナーサリー代表作と新作のバラが展示されています。
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エントランスからすぐバラの回廊が出迎える |
コンテスト作品
国際バラとガーデニングショウでは、プロ・アマを問わず一般公募によるバラとガーデニングのコンテストも行なっています。毎回丹精こめたバラや創意工夫に溢れた展示作品が寄せられ、庭づくりのヒントを得ることができる場ともなっています。
画像は、バラ鉢植え部門の大賞を受賞した、「雪姫」。その名の通り、透き通るような花びらをした、繊細なバラでした。
ローズアベニューを抜けたところで、吊りタイプのハンギングバスケットのコーナーが広がります。これまでは壁掛けタイプのみのハンギングバスケットでしたが、今年からあらたに吊りタイプも審査対象となりました。
そしてめでたく大賞を受賞したのが、この「陽光」という作品。タイトルに合わせて、ライムグリーンとイエローにこだわって作りこんだということです。
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ハンギングバスケット部門大賞「陽光」 |
コンテスト作品・ガーデン部門
ここからは、ガーデン部門の展示作品をご紹介しましょう。ガーデン部門は展示スペースのサイズによって、A(6×4m)、B(4×3m)、ベランダ(3.3×1.8m)の3カテゴリーありますが、応募総数134展(展示数46)の中から大賞に輝いたのはカテゴリーAの『「a phrase of green」~ミドリノコトバ~』でした。
「a phrase of green」~ミドリノコトバ~ハード面はメタリックで現代的ですが、そこにグリーンがプラスされることでハードの冷たさが中和されています。
 | 可愛いキャブに、たくさんの花を積んで ガーデンB「フラワーガレージ」 Anne's Garden&山麓アトリエ(愛知県)
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 | ゆったりとしたティータイムが過ごせそう ガーデンA「A Tea Terrace Garden」 山口俊輔(群馬県 )
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 | だまし絵のような不思議な空間 ベランダ「緑との冒険」安行造園株式会社(埼玉県 )
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 | イメージは海賊?宝箱は冒険心をくすぐる ガーデンA「- 賊 -」涼仙(埼玉県 )
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シンボルゾーン~デザイナーズガーデン
今年のシンボルゾーンでは3つのデザイナーズ・ガーデンと、パリのエスプリが息づく庭として4つのタイプの庭が紹介されました。いずれも魅力溢れる展示で、ガーデナーが最も惹きつけられるスポットでしょう。その中から、まずはデザイナーズガーデンからご紹介しましょう。
【小さなシャトーの花の庭】フランスノルマンディー地方の古城と整形式庭園を、吉谷桂子・博光夫妻が吉谷流にアレンジした庭です。「フランスのテイストを盛り込んだフェミニンな庭を……」と、植栽はピンクを基調にした構成となっています。
裏に回るとまったく違う表情を見せる、そんなところも見どころです。
 | 正面は、美しい整形式庭園 |
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 | 裏に回ると印象はガラリと変わる |
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 | アジサイにスモークツリー、ハーブの植栽の妙 |
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 | コンテナを並べ替えると、また違った庭になる
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【プロヴァンスの風に吹かれて】
南フランス、プロヴァンス地方の田園風景を表現した、ケイ・山田氏の庭。オリーブをシンボルツリーに、ポピーやラベンダーが咲き乱れる、のどかな風景を作っています。
パラソルの下にはティーテーブルがセットされ、風に吹かれながらお茶を楽しむ……そんな情景が思い浮かぶ作品です。
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印象派の画家が描いた風景画のよう |
 | パラソルの下でティータイム? |
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 | 目線を低くして見る、ラベンダーの小道 |
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【バラの村のくらし】フランスの村、ジェルブロワの街並みを表現した、YU・ME・MI Factory(デザイン)&阿部容子氏(植栽計画)の「バラの村のくらし」は、本当にフランスの片田舎に入りこんでしまったような錯覚を覚える庭です。
人々の生活が垣間見える建物のそこかしこに、時にさりげなく、時に人目を惹きつけ咲き誇るバラたち。可愛らしい建物と絶妙にマッチした植栽に、幾度となく街並みを巡ってしまいます。
 | フランスの片田舎にまぎれこんだ気分に |
| |  | 家々の軒先には、かわいい花壇が |
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 | コニファーが入ると花壇の花も引き立つ |
| |  | 庭主はどんな人?そんな想像を駆り立てられる |
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シンボルゾーン~パリのエスプリが息づく庭
都会パリで暮らす人々も、さまざまなスタイルで花や緑を楽しんでいます。そんなパリの街を表現した庭から「vivre~都会の休息~」と、「COUNTRY HARVEST GARDEN」をご紹介しましょう。
vivre~都会の休息~こちらは昨年のコンテスト・ガーデン部門大賞を受賞した、RISE&MIZUMURA作。都会の限られたスペースでも楽しめる、おしゃれな庭を表現しています。
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ひょいと路地を曲がったら庭が現れた……そんな雰囲気 |
 | 派手さはないが、落ち着いた庭 |
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 | 門周りを彩るコンテナも個性的 |
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COUNTRY HARVEST GARDENこちらは「田舎で収穫した花たち」をコンセプトにした、深野俊幸氏の作品。タイトルそのままの東京南青山のフラワーショップ、軒先の小さなスペースがセンスの良い庭にまとめられています。
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まさにパリの花屋の店先にでも来たよう |
特別展示「この森においでよ」
最後にご紹介する庭は、NHK放送の「趣味の園芸」でもおなじみの柳生慎吾氏を中心に、バラ栽培家の大野耕生氏、ガーデンデザイナーの玉崎弘志氏、造園家の佐藤進氏、造園樹木栽培家の尾上信行氏で作り上げた、森とバラの楽園です。
一見、うっそうとした森のようですが、中に入るとそこには意外な風景が広がります。
第9回国際バラとガーデニングショウ(International Roses & Gardening Show 2007)
9:30~17:30(入場は終了の30分前まで)但し、最終日20日は17:00終了
場所─グッドウィルドーム(旧 西武ドーム)埼玉県所沢市上山口2135
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