ガーデニングで、「ちょいロハ」

※ オールアバウトで掲載終了した記事を再編集しました。内容は公開時のものとなります。

ロハスとは

ロハスについては既に【シンプルライフ】などのガイドサイトなどでも紹介されていますが、まずはおさらいしておきましょう。
LOHAS(ロハスまたはローハス)とは、「Lifestyles of health and sustainability」の略です。
ロハスって何か良さげだけど…
直訳すると、「健康と継続(維持)可能のライフスタイル」ということになりますが、もともとは環境や健康への意識が高い人たち向きに開発したマーケティングコンセプトでした。

発祥地であるアメリカでは、『環境や健康に関心があり、社会に対する問題意識を持ち、自己啓発・精神性の向上に関心が高く、実際の行動に移す人々』のことをLOHAS層と位置づけています。

具体的にいうと、
  • 環境に配慮したライフスタイルを心掛けている
  • 省エネ商品や代替エネルギー、地球温暖化の防止などに関心を持ち持続可能な経済の実現を願っている
  • オーガニックや自然食品を使うなどヘルシーなライフスタイルを心掛けている
  • アロマテラピー、鍼灸などなるべく薬に頼らない予防医学・代替医療を心掛ける
  • ヨガやフィットネス、能力開発といった自己啓発に投資する
そんな人たちが『LOHASな人』というわけです。

有機野菜などを積極的に取り入れるのもLOHAS!

「ちょいロハ」って?

LOHASについては前述のとおりですが、「ちょいロハ」とは無理をしないでロハスを楽しもうというもので、「ちょいロハ生活」とか、「ちょいロハライフ」といった見出しで雑誌などにも取り上げられています。
この「ちょいロハ」人気の秘密は、どうやらこの言葉の持つ絶妙な「ゆるさ」にあるようです。

「エコロジー」というと、『環境のためには洗剤は○○でなくちゃダメ!』とか、どうも四角張って几帳面な感じがしたものです。環境のために…と初めてはみたものの長続きしなかった…という人も多いのではないでしょうか。
また「スローライフ」は『日々の暮らしを大切に』というコンセプトは良いのですが、気がつけばつい日常に忙殺され時間だけが過ぎていた…ということも。
理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、挫折感もまた大きいものですよね。
その点「ちょいロハ」は、気軽に・気楽にできる、無理しなくていいという点が受けているようです。

庭でできる「ちょいロハ」!

庭でできるロハスといってまず思い浮かぶのは、家庭菜園ですよね。 自分で作った作物を自分で調理していただく、これは立派なロハスです。 ハーブ、葉物野菜、トマトやキュウリといった果菜、ジャガイモや人参といった根菜など何でもござれ、自分で作るから無農薬・減農薬、自然農薬(※3)と自分で選ぶことができます。

台所から出る生ゴミを堆肥化してガーデニングに使うのは、リサイクル(※1)から有機栽培(※3)につながっていきます。 庭で育てたハーブをお茶にしたり入浴剤にして使うのも、薬を使わない医療(※4)という観点からロハスですね。

またガーデニングをしていると、毎日のお天気とか気温などが気になってくるものです。 おのずと地球温暖化や、異常気象にも関心が高くなってきます(※2)。
もっと植物のことを知りたいとか、ガーデニングのノウハウを学ぶためにカルチャースクールに通ったりという自己啓発に投資する(※5)のもロハスと言えます。

こうして見てみるとガーデニングをしている方は、もう立派にロハスを実践していると言えるのではないでしょうか。
これからも肩肘張らずに、ゆるく長く、自分にあった「ちょいロハ」をお庭で楽しみましょう!
※『LOHASな人』の定義に当てはめてみた場合

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